殺菌剤(さっきんざい)

殺菌剤は植物病原菌による病害を予防・抑制する農薬です。対象病害、予防・治療特性、作用機作、散布時期を確認し、登録内容に従って使います。

30秒で分かる 殺菌剤

1対象病害を確認

同じ殺菌剤でも効く病原体は限られます。

2予防散布が基本

感染後の回復力には限界があります。

3作用機作を交替

同じ系統の連用は抵抗性発達を招きます。

4ラベルを守る

作物、病害、時期、回数、倍率を確認します。

殺菌剤とは

殺菌剤は、糸状菌や卵菌などが引き起こす植物病害を予防または抑制する農薬です。「菌を殺す」という名前でも、すべての病原体や病害に同じように効くわけではありません。

予防剤と治療剤

感染前の侵入を防ぐ予防効果を中心とする剤と、感染初期の進展を抑える効果を持つ剤があります。治療効果がある剤でも、壊死した組織を元に戻すものではないため、早期発見と適期防除が重要です。

薬剤選択

病原体を推定し、対象作物・対象病害への登録、使用時期、希釈倍率、使用回数、収穫前日数をラベルで確認します。卵菌と一般的な糸状菌では有効成分の選択が異なる場合があります。

抵抗性対策

同じ作用機作の薬剤を連用すると、効きにくい菌が増えるおそれがあります。作用機作の異なる薬剤を交替し、換気、残さ処理、適正な株間などの耕種的防除と組み合わせます。

安全で適正な使用

最新の登録内容と使用上の注意を確認し、防護具、飛散防止、使用記録を含む適正使用を徹底します。診断が不確かなまま薬剤だけを追加しないことも大切です。

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