EC(いーしー)

EC(電気伝導度)は、土壌抽出液・土壌溶液・培養液などに溶けているイオンの総量を間接的に示す指標です。肥料成分そのものの量ではないため、測定方法、温度、水分条件をそろえて比較します。

30秒で分かる EC

1溶存イオンの指標

ECは電気の流れやすさから、溶液中のイオン量を間接的に捉えます。

2肥料濃度と同義ではない

成分の種類や比率まではECだけでは分かりません。

3測定条件をそろえる

土壌と水の比率、採取時期、温度、水分状態を記録します。

4作物別基準で判断

高低の評価は作物、土壌、栽培方式、地域の診断基準で変わります。

ECとは

ECはElectrical Conductivity(電気伝導度)の略で、土壌抽出液、土壌溶液、原水、培養液などの電気の流れやすさを表す指標です。水に溶けた硝酸、カリウム、カルシウムなどのイオンが多いほど、一般にECは高くなります。ただし、ECは個々の肥料成分や養分バランスを直接測る値ではありません。

測定対象と単位

主にdS/mやmS/cmで表し、この二つは数値として同じです。土壌抽出液、土壌溶液、培養液、排液では採取・調製方法が異なり、同じ数値でも意味が変わります。測定対象と方法を明記して比較する必要があります。

値の読み方

土壌ECは塩類濃度の目安となり、施設土壌では残存養分や塩類集積を確認する材料になります。高過ぎると根が水を吸いにくくなる濃度障害の危険が高まります。一方、低い値だけで直ちに肥料不足とは断定できず、作物の状態、施肥履歴、pH、個別成分の分析を併せて判断します。

測定・比較の注意点

土壌と水の混合比、採土位置・深さ、灌水からの経過時間、土壌水分、液温によって値が変わります。機器を校正し、同じ方法と時刻で記録します。土壌抽出液と養液のECなど、測定方法が異なる値をそのまま比較しません。

栽培管理への活用

ECは土壌診断、培養液管理、排液管理、施肥量の見直しに使います。目標値は作物、品種、生育段階、培地、季節で異なるため、地域の施肥基準や栽培指針を基に設定します。高EC時は原因を確認せずに一律に灌水量を増やすのではなく、排水性、根の状態、水質、肥料組成を含めて対策します。

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