生理障害(せいりしょうがい)

生理障害は病原体の感染ではなく、温度、水分、養分、光、ガスなどの環境・栄養条件で起こる障害です。病害との見分けと原因測定が重要です。

30秒で分かる 生理障害

1感染性かを見分ける

圃場内の分布と進み方を確認します。

2根域も測る

水分、EC、pH、根の色を調べます。

3複合要因を疑う

温度と根傷みなどが重なることがあります。

4急な補正を避ける

推測だけの追肥は別の障害を招きます。

生理障害とは

生理障害は、病原体の感染ではなく、温度、水分、養分、光、ガス、薬害などの条件によって植物の正常な生理が乱れて起こる障害です。

主な原因

養分の欠乏・過剰、根域の高ECや低酸素、乾燥・過湿、高温・低温、強光・日照不足、急な環境変化などがあります。同じ症状でも原因が異なり、複数要因が重なることもあります。

病害との見分け方

生理障害は同じ環境を受けた株に比較的そろって現れることがあります。一方、病害は感染源から広がる分布や病斑上の胞子などが手掛かりになりますが、外観だけで断定できない場合もあります。

診断の手順

症状が出た葉位と時期、圃場内の分布、気象・灌水・施肥履歴を確認し、培地水分、EC、pH、根の状態を測ります。カルシウムなどは土壌中にあっても吸収・移行条件で症状が出るため、欠乏症状を直ちに施肥不足と決めません。

予防と対策

測定結果に基づき、灌水、施肥、温度、換気、遮光を段階的に調整します。原因不明のまま多量の肥料を加えると、塩類集積や要素間拮抗を悪化させることがあります。

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