光合成とは
光合成は、植物が光エネルギーを使い、二酸化炭素と水から糖などの有機物をつくり、酸素を放出する反応です。主に葉の葉緑体で行われ、生育と収量を支える基礎になります。
制限要因
光が十分でも、CO₂濃度、温度、水分、養分、葉齢のどれかが不足すると光合成は頭打ちになります。施設栽培では、日射に合わせてCO₂施用、換気、灌水を連動させる考え方が重要です。
温度と水分
光合成の適温は作物、品種、生育段階、光条件で変わり、一律に20〜25℃とは決められません。水不足や高い飽差で気孔が閉じると、葉内へ入るCO₂が減って光合成が低下します。
C3植物とC4植物
イネ、ムギ、多くの野菜はC3植物、トウモロコシなどはC4植物です。C4植物は高温・強光条件で光呼吸を抑えやすい特徴がありますが、環境を問わず常に効率が高いという意味ではありません。
栽培管理への活用
葉一枚だけでなく群落全体への光の入り方を見ます。誘引、整枝、摘葉、栽植密度を調整し、健全な葉を必要量残すことが安定した乾物生産につながります。